【白川郷と五箇山の違い】合掌造り集落の魅力を比較!どっちに行くべき?

世界遺産に登録された「白川郷」と「五箇山」は、日本の原風景を感じさせる合掌造り集落として知られています。しかし、2つの集落には立地や雰囲気、観光スタイルなどに違いがあります。

この記事では、それぞれの特徴を比較し、どちらに行くべきかを分かりやすく紹介します。

五箇山とは?|読み方や基本情報

五箇山(ごかやま)は、富山県南砺市(なんとし)にある山間の地域で、「相倉(あいのくら)」と「菅沼(すがぬま)」という2つの集落が世界遺産に登録されています。

相倉集落の合掌造り家屋

白川郷とともに「白川郷・五箇山の合掌造り集落」として1995年にユネスコの世界文化遺産に認定されました。

白川郷と五箇山の位置関係

白川郷(しらかわごう)は岐阜県大野郡白川村に位置し、主に「荻町(おぎまち)集落」が有名です。

両者の間は車で40分程度なので、マイカーで観光をするのであれば気軽に両方回ることも可能。しかし、五箇山か白川郷のどちらかでいいというのであれば、白川郷の方が大規模でおすすめです。

白川郷と五箇山の合掌造りの違い

両者の違いについて簡単にまとめました。

屋根の傾斜角度の特徴

白川郷の合掌造り・・・傾斜が緩やかで、主に南北方向に建てられている。日照量を最大限に生かして雪を溶かすため。

五箇山の合掌造り・・・白川郷よりも傾斜が急。重い雪を滑り落としやすくする設計。

建物の向きと配置の特徴

白川郷の合掌造り・・・屋根の斜面側に入口。集落は南北に整然と並んでいるため統一感がある。

五箇山の合掌造り・・・合掌部分の正面に入口。地形に沿って自由に建てられており、自然な配置。

屋根の葺き方と規模

白川郷の合掌造り・・・村人の相互扶助「結」により、大人数で屋根の片面を一度に葺き替え。

五箇山の合掌造り・・・少人数で屋根の片面を分割して葺き替え。

集落の規模と観光状況

白川郷の合掌造り・・・大小100棟以上の大規模な集落で、観光地化が進んでいる。

五箇山の合掌造り・・・規模、観光客ともに比較的少なく、静かな山村の雰囲気が残る。

両者の合掌造りが違う理由

白川郷と五箇山の合掌造りの違いは、主に地域の集落規模や自然環境、歴史的背景などの違いから生まれています。

雪の質:白川郷より五箇山の方が積雪がより湿って重いため、溶かすよりも落とすこと重視。
産業:白川郷は養蚕業が盛んで屋根裏を活用したのに対し、五箇山は焔硝(えんしょう)や和紙作りなど独自の産業文化が発展。
茅葺き:集落の規模や茅の確保量の違い、協力体制の差が異なる。

どっちがおすすめ?観光上の違いを比較

白川郷は観光施設が整備されており、展望台や飲食店、駐車場が充実しています。アクセスも便利で、大型バスでの団体旅行にも対応。一方、五箇山はより小規模で静か。個人旅行や写真を撮りたい人には理想的な環境です。

ガッツリ観光なら白川郷

集落の規模や周辺の施設の充実度などを考えると、やはり白川郷に分があります。半日くらいで観光しまくりたいのであれば白川郷がいいでしょう。

静かに楽しむなら五箇山

観光客の数が少なく素朴な雰囲気を味わえる五箇山は、ゆったりと過ごしたい方にぴったり。とくに朝夕の時間帯は、地元の生活の営みを感じられる貴重なひとときになります。

もちろん1日で両方回ることも可能

効率的に観光できれば、1日で白川郷と五箇山の双方を回ることも可能。マイカーがない方も後述する世界遺産バスを利用することで、より充実した世界遺産観光が楽しめます。

五箇山へのアクセス

五箇山へのアクセス方法は以下の通り。

周辺の都市からのアクセス方法を分けて書いていますが、東京・大阪から来られる場合は、富山もしくは金沢経由を利用することになります。

名古屋からのアクセス

🚌高速バスでのアクセス(約2時間半)
名古屋ミッドランドスクエア前
 ⇩高速バス「きときとライナー」で約2時間半
五箇山インター口バス停
 ⇩国道156号線 徒歩で約300メートル
菅沼合掌造り集落

🚗車でのアクセス(約2時間半)
名古屋
 ⇩名古屋高速 約20分
一宮IC
 ⇩名神高速道路 約10分
一宮ジャンクション
 ⇩東海北陸自動車道 約2時間
五箇山インターチェンジ

富山からのアクセス

🚌バス&電車でのアクセス(約2時間)
富山駅
 ⇩JR城端線など 約75分
城端駅
 ⇩世界遺産バス 約25分
相倉口バス停
 ⇩徒歩 約8分
相倉合掌造り集落

🚗車でのアクセス(約1時間)
富山
 ⇩国道41号線 約10分
富山IC
 ⇩北陸自動車道 約15分
小矢部砺波ジャンクション
 ⇩東海北陸自動車道 約20分
五箇山インターチェンジ

金沢からのアクセス

🚌バスでのアクセス(約1時間)
金沢駅
 ⇩高速バス「五箇山菅沼北鉄バス 」約1時間
五箇山 菅沼バス停
 ⇩国道156号線 徒歩で約300メートル
菅沼合掌造り集落

🚗車でのアクセス(約1時間)
金沢
 ⇩北陸自動車道 約30分
小矢部砺波ジャンクション
 ⇩東海北陸自動車道 約20分
五箇山インターチェンジ

高山からのアクセス

🚌バスでのアクセス(約1時間30分)
高山濃飛バスセンター
 ⇩高速バス「濃飛北鉄高速バス 」約50分
白川郷バスターミナル
 ⇩世界遺産バス 約30分
菅沼バス停
 ⇩徒歩 約5分
菅沼合掌造り集落

🚗車でのアクセス(約1時間10分)
高山
 ⇩一般道 約10分
高山IC
 ⇩高山清見道路 約25分
飛騨清見IC
 ⇩東海北陸自動車道 約35分
五箇山インターチェンジ

世界遺産バスとは?|白川郷・五箇山をつなぐ便利な観光バス

世界遺産バスは、富山県の高岡・城端・五箇山と岐阜県の白川郷を結ぶ観光路線バスで、予約不要で利用可能です。

公共の交通機関を利用する観光客にとって非常に便利な移動手段であり、各集落へのアクセスに欠かせない存在。

世界遺産バスの運行区間

以下に正式な時刻表を載せていますが、五箇山観光で利用するバス停は「相倉口」と「菅沼」の2カ所。

それぞれ、1日5本ずつ出ており、白川郷と五箇山の行き来も可能になっています。

世界遺産バスの運賃

この路線で最も高額な運賃が、「白川郷 ⇄ 高岡駅」の片道1,800円。

主な路線は以下の通りです。

代表的な区間運賃
高岡駅 – 白川郷間1,800円
高岡駅 – 相倉口間1,000円
高岡駅 – 菅沼間1,200円
菅沼 – 相倉口間570円
白川郷 – 菅沼間870円
白川郷 – 相倉口間1,300円
菅沼 – 相倉口間570円

なお、この通常料金の他に、周遊パスもあるため以下にまとめていきます。

世界遺産バスのフリーきっぷ乗車券

名前料金
五箇山・白川郷フリーきっぷ
(全ての区間が乗り放題)
大人3,500円
小人1,750円
五箇山フリーきっぷ
(高岡駅 – ささら館前間が乗り放題)
大人2,500円
小人1,250円
片道フリーきっぷ
(高岡駅、もしくは白川郷から一方向のみ乗り放題)
大人2,000円
小人1,000円
世界遺産1日周遊フリーきっぷ
(白川郷 ⇔ 相倉口間が乗り放題)
※白川郷バスターミナルでのみ発売
大人2,600円
小人1,300円

世界遺産バスの販売場所

以下が、主な世界遺産バスのチケット販売所です。

加越能バス乗車券センター
新高岡駅観光交流センター
白川郷バスターミナル
コンビニでも購入可能

注意点など

世界遺産バスは加越能バス株式会社によって運営されています。

最新の時刻表・運賃・きっぷ情報は公式サイトをご確認ください。

また、降雪期(12〜3月頃)は路面状況や天候によってダイヤに影響が出る場合があります。旅行前に運行状況を確認しましょう。

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白川郷と五箇山の違いを知って旅をもっと深く

白川郷と五箇山は、どちらも日本の歴史や文化が息づく場所です。目的に合わせて選べば、旅の満足度が大きく変わります。ぜひ違いを知ったうえで、自分に合った合掌造り集落の旅を計画してみてください。

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